それは、はからずも…

夫と息子たちを失い嫁のルツと二人で故郷ベツレヘムに帰ってきたナオミ。「全能者が私をつらい目に…」と、嘆き・苦しみの中にありながらも、主の御手の中にある出来事だと受け止めていく(ルツ記1:19-2:3)。しかし神は、ナオミが親せきのボアズの助けを得られるようにと導かれる。「それは、はからずも」(2:3)。人のはかりごとを超えた、神のはかりごと、神のはからいがそこにあった。「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな」(ヨブ1:21)と、主の前に正しい者でありたい。