救いは主に

救いは主にあります。(詩篇3:8)


 詩篇3篇の中に、危険・苦難の状況の中におけるまことの信仰者の姿を見ることができる。 

 敵に囲まれている状況でも、ダビデは信仰の目を持って、主盾となって自分を取り囲み、守ってくださる主を見ていた。

 そして、「彼に救いの神はいない」と神をののしる敵に、言い返したりののしり返したりするのではなく、主に声をあげて呼ばわり、主からの助けを待つ。

 さらに、「私は身を横たえて、眠る」と全き平安のうちに過ごしている。そこには「主が支えてくださるから」という強い確信があった。

 主が私を取り囲む盾、主が私の声にこたえてくださる、主が平安を下さる。だから、「救いは主にあります」とダビデは高らかに宣言している。私たちもいつも大胆にこのことを告白していきたい。