祈りによって

みな心を合わせ、祈りに専念していた。(使徒1:14)


 「聖霊があなた方の上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます」ということばを残して天に帰られたイエス。その後、弟子たち、婦人たち、イエスの母や兄弟たちは、具体的には何が起こるのかわからないまま、ひとつところで心を合わせ、祈りに専念していた。心をひとつにして祈っていたというその祈りは、「みこころが地にもなるように」と、神のお心ともひとつになっていたはずである。そしてその時に、ペテロの発案により、裏切ったユダの代わりの新しい使徒も選ばれた。

 神のみわざがなされようとする時、私たちがなすべきもっとも重要な準備は、まず祈ること。私を通して神のお心がなるようにと。その時に、ひとりひとりにふさわしい使命が与えられ、なすべきことも示されていく。まず祈りによって、主がみわざを行われる備えをしていきたい。