主の翼の下に

あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように。(ルツ2:12)

 敬虔な信仰を持つ畑のオーナー・ボアズの姿から、まことの神の恵み・憐れみの姿を見ることができる。落ち穂拾いに来ていたのが外国人の女・ルツであることを知ったボアズは、この上ない親切を彼女に施す。この畑にとどまるように、のどが渇いたらいくらでも飲むように、というボアズのことばは、「わたしにとどまりなさい」「わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません」というイエス・キリストのことばを彷彿させる。「外国人であるのを知りながら、どうしてこんなに親切にしてくださるのですか?」という彼女の問いに、ボアズは、これまでのことはすっかり話を聞いていると答える。神も私たちのことをすべて知っていてくださり、本来なら神の前に立てない者であるにもかかわらず、恵みを与えてくださる。

 ボアズはルツに、神の翼の下で守られるようにと祝福の祈りをする。

「主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける」(詩篇91:4)主の恵み、憐れみ、守りの中に、私たちは平安の中を過ごすことができる。感謝しつつ歩んで行こう。