苦しみの時にゆとりを

あなたは、私の苦しみの時にゆとりを与えてくださいました。

 (詩篇4:1)


ダビデは苦悩の中にあって状況や人を呪うよりも、神を呼び求めた。神は「聞いて」「答えて」くださるお方であるという確信がそこにはあった。神が与えてくださるのは「ゆとり」すなわち余裕の心。どういう余裕なのかが以下に記されている。まず一番目に「喜び」。「あなたは私の心に喜びをくださいました」(7節)。「いつも喜んでいなさい」というパウロのことばにあるように、私たちはどんな状況の中でも喜ぶことができる。そして二番目は「平安」。「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます」(8節)。イエス・キリストは「わたしは平安を残します」と語った。そしてそれは「世が与えるのとは違」うのだという。神を知らない者は「むなしいものを愛し、まやかしものを慕い求める」(2節)。しかし、ほんとうの平安は神だけが下さるものである。私たちは、神が与えてくださる「ゆとり」の中で生きて行こう。