訴えは神に

私の盾は神にあり、神は心の直ぐな人を救われる。(詩篇7:10)


 この詩篇7篇は、根拠のないうわさや誹謗中傷を受け、それによって不当な攻撃を受けるという、苦しみ、いらだち、恐れ、嘆きの中にいるときに歌われた詩。このような時、ダビデは「あなたのもとに身を避けました」(1)と、神のもとに身を寄せる。

 「あなたはさばきを定められました。」(6)「私を弁護してください」(8)ということばは、全知全能の神は、正しい裁判官であると同時に、私たちの弁護人となってくださるというダビデの確信から来る。心を騒がせて、たましいが神から離れてしまうことが、サタンの一番の目的。私たちが恐れなければならない唯一の存在は、私たちのたましいを滅ぼすことのできる権威を持っておられる神様なのだ。

 「神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます」(ピリピ4:7)とあるように、心のうちを神に打ち明けて、神からの平安を頂いていこう。