最初のしるし

イエスは彼らに言われた。「水がめに水を満たしなさい。」彼らは水がめを縁までいっぱいにした。(ヨハネ2:7)

 

ヨハネの福音書は、イエスがカナの婚礼で行われた奇蹟を、最初の「しるし」すなわちイエスが救い主であるという証拠としての出来事だと位置づけている。宴会のぶどう酒がなくなったことをマリヤはイエスに訴える。そこには大きな6つの水瓶があったが、「水がめに水を満たしなさい」「さあ、今くみなさい。そして宴会の世話役のところに持って行きなさい」というイエスのことばに、手伝いの者たちは従った。するとその水はぶどう酒に変わり、花婿は賞賛される。隠れたところでも主のことば通りに従っていくとき、そこに主の奇蹟がなされ、人々に喜びをもたらし、主の栄光が現されていく。主のみわざを間近で見る祝福にあずかることは、何と幸いなことだろうか。