語り告げる者として

私は心を尽くして主に感謝します。

あなたの奇しいわざを余すことなく語り告げます。(詩篇 9:1)

 

 詩篇 9篇の冒頭で詩人は、主へ感謝し、みわざを語り告げ、主を喜び、誇り、御名をほめ歌うと言い表す。これは、神に対して人間が行う基本的な礼拝の姿。日曜礼拝の集会の時間だけでなく、個人個人が日常の生活の中で、礼拝をささげていきたい。「主はとこしえに御座に着」くお方(7)。主から離れた時に私たちは滅びへと向かっていくが、主のうちにとどまるとき、ほんとうの自由と喜びが永遠に続く。詩人は「語り告げ」「告げ知らせ」ると繰り返し語る。主のみわざは人間によってこの上ない福音=良い知らせ。ことばだけでなく、自らの存在を通して、神の素晴らしさを告げ知らせる者として歩んでいけたら、何と幸いなことだろう。