光があれ

神は仰せられた。「光があれ。」すると光があった。(創世記1:3)

 

創世記の冒頭で、「初めに、神が天と地を創造した」と、永遠の神がすべてを始められたこと、神が天地万物、生きとし生けるものすべての源であることが宣言される。罪を犯し、この創造主を無視し、背を向けて歩むようになった人間の姿は本来のあり方ではない。神は、人間が神とともに歩むように、啓示として人類に聖書を与えた。神は「何もなかった」(2)ところに創造のわざをなしていく。

 無から有を生み出すことのできるただおひとりのお方は、「光があれ」ということばとともに光を創造された。キリストが人の子として暗くて汚くて臭い家畜小屋に生まれたように、私たちの闇の部分を光で照らしてくださるのだ。神は、私たちの心、人生、生活、いのちに今、「光があれ」と、語っておられる。