回復の時

それは、主の御前から回復の時が来て、あなたがたのためにメシヤと定められたイエスを、主が遣わしてくださるためなのです。(使徒の働き 3:20)


ペテロは、キリストの受難は預言者たちによって語られていたことであり、イエスこそがメシアであると宣言する。申命記18章に言われている「預言者」はイエスであり、他の預言者も「今の時」について述べたのだと語る。そしてイエスによって「主の御前から回復の時が来」(20)るのだから、「悔い改めて、神に立ち返りなさい」(19)とペテロはユダヤ人に迫る。聖書の大きな主題は「回復」と言うことができる。人は神との関係が回復されるとき、罪を犯したために失われた神との愛の関係、神からの祝福、神の似姿としてのあり方、永遠のいのちが回復する。私たちは、「父祖(アブラハム)たちと結ばれたあの契約の子孫」(25)であり、アブラハムの祝福を受け継いでいる。「今は恵みの時、救いの日」(Ⅱコリント6:2)、そして「回復の時」。主の招きに応えよう。